「Nicky Romero(ニッキー・ロメロ)-FDF2015」を紐解いてみた。
どうも!お久しぶりです。
今回は5月の末に行われたThe Flying Dutch Festival2015より、
Toulouseでおなじみ、みんな大好きNicky Romeroのセットを詳細に見ていきます!!
参考はこちらをどうぞ!↓
#1[Warriors (Volt & State Intro Edit)]→#2[Sirene vs. Lean On (Nicky RomeroEdit) w/Lean On (Jonas Aden Remix) w/Put Your Hands Up (Acappella)]
#1Warriorsに対して、#2Sirene vs Lean onはイントロからカットインで繋ぐ形でした。
Warriorsの際には歌手の方も来ていたみたいなんですが、その時間わずか1分39秒!!
「え、もういなくなるの!?一分半歌っただけで帰っちゃっていいの!?」と思いますよね。笑
というのはさておき、次の曲はSirene vs Lean Onです!
リミックスに定評のあるBlindersのSireneと、Major Lazer & DJ SnakeのLean Onのマッシュアップ!
どちらの曲もすごい人気でマッシュアップにも使われまくりでしたが、この組み合わせは一二を争うCoolさではないでしょうか?
そこに、さらにPut Your Hands Upもマッシュアップ!
「Put Your Hands Up in The Air」と連呼するあれです、Romeroは頻繁に使っているやつですね。
Sirene vs Lean Onに加えてくるとは、なんと煽り上手なんでしょうか。笑
#2[Sirene vs. Lean On (Nicky RomeroEdit) w/Lean On (Jonas Aden Remix) w/Put Your Hands Up (Acappella)]→#3[Toulouse w/Next Level vs. Virus (How About Now) vs. Fall Into The Sky (Nicky RomeroEdit)]
#2Sirene vs Lean Onのサビの終わりでいったん落ち着かせてからの、#3Toulouseのイントロからです。
そして、Toulouseのサビ前のBメロで、NextlevelのBメロをマッシュアップしていきます!
もしかして、「今回のBメロ同士のマッシュアップのように、曲構成において同じ部分を組み合わせるのって良いんじゃないの!!」なんて思っちゃいますね。
マッシュアップの切り替えは早く、16拍で完全に切り替えています。
サビ前にFall Into The Skyのリミックスであったりする「Everybody Fucking Jump!」のJumpでなく、Hooバージョンをさらにマッシュアップしています。(しすぎ…!(疲))
そして、このHooはちょこちょこNext Levelのサビでも登場してきてます。なんだろう。笑
Next Levelのサビが終わると、今やトップDJのMartin Garrixと、暗躍しているトラックメーカーのMoti(声がかわいいらしい)によるVirusの曲の二番のAメロをカットイン!一番のAメロだろうなんて思ったりしてたのですが、二番のAメロでした。ここも曲構成において同じ2Aでマッシュアップさせるというパターンですね!
きれいな歌声を拾い盛り上げる、本当にそれぞれの曲の良さを存分に引き出しています。
VirusのAメロが終わると、再びNext LevelのBメロに戻ってからのサビ!
サビでは、「Everybody Fucking Hoo!」です。Hooってなんなん。(黙 笑
#3[Toulouse w/Next Level vs. Virus (How About Now) vs. Fall Into The Sky (Nicky RomeroEdit)]→#4[Heartbeat (Nicky Romero Edit)]
さて、一つ一つのボリュームがものすごいです。正直、こんなに深く作り込んであるとは思ってなかったです…。笑
#4Next Levelの終わり32拍から、#5HeartbeatのAメロの32拍前から密かにミックスしていますが、Aメロからのカットインと言ってもよさそうです。
Heartbeatは美メロ。Romeroは盛り上げていくだけでなく、このような美メロも作り上げていくのがすごさの一つですよね。サビはまさに心臓が強く鼓動し生きているようでぼくも大好きです。
#4[Heartbeat (Nicky Romero Edit)]→#5[Sweet Peak S.O.T.U. (Nicky Romero Mashup) w/Pray To God (R3hab Remix)]
#4HeartbeatのCメロに対して、#5S.O.T.Uのイントロからミックスしていき32拍で切り替えていきます。
#4と#5の低音キックは調和し、#4の高音メロディと#5の歌詞が全て合わさるという絶妙なミックスですね!
32拍で切り替えた後、サビ終わりに、Pray To GodのAメロからかけていきます。
さすがR3habと言ったところで、原曲よりもクールにかっこよくなってる!!と思います。
ちなみに、Sweet Peakは「Everybody gets your hands up!!」の掛け声だけ使われていますね。
Pray To Godは2014年にCalvin HarrisがMotionでリリースしていたのですね!
PVの方は神秘的で荘厳な感じになっています↓
#5[Sweet Peak S.O.T.U. (Nicky Romero Mashup) w/Pray To God (R3hab Remix)]→#6[Freaks (W&W Bigroom Edit)]
#5の終わりと共に、#6FreaksのAメロをカットインしています。
W&W edit ということでThe Bigroomな仕上がりのFreaksは盛り上がらざるを得ない!と言った曲でしょうか。
美メロとBigroom系で盛り上げる、このメリハリのつけ方は圧巻です。
#6[Freaks (W&W Bigroom Edit)]→#7[The Way Out]
#6FreaksのCメロ(サビの後のメロディ)からミックスしていく形です。特徴である低音は残し、中高音はかなり絞っていますね。
そこにThe Way Outのイントロ?を中高音からミックスしていきます。そして、その低音は最後にドウルルルルゥとして良い感じに消しています。(ぼくもこういうテクニックを駆使してみたいものです…。.)
The Way Out、またもや美メロですね!!素敵です!!
この曲を作ったのは…そう、Deniz Koyuです!
なんかむっつりそう。笑
さて、最近ではRumors、Solar、LIft、Sonic。それよりも前はTung!、Rage、Ruby、Halo、Bong。
とにかく良い曲ばかりなのでぼくの一押しDJさんでもあります!
↓はTo The Sunのフリーダウンロード!Axtoneサイコー!
#7[The Way Out]→#8[Black w/Secrets]
#7The Way Outの曲の終わりと共に、#8BlackのBメロからカットインという形です。
The Way Outの心が洗われるような美メロを最後まで聞き耽っていると、
Blackの「なんだなんだこの早口!すごい煽ってくるぞ!メロディも乗せてきたぞ!からのサビ!!」感すごい。(これぞ、テン上げ曲!!!)
MAKJもThomas Newsonも激しめなテン上げ曲を作りまくりな印象ですが、このBlackはなんといってもサビのメロディがかっこいいです!
そして、サビが終わるとSecretsのBメロをカットインの形でマッシュアップしていきます。
「先の曲のBメロ部分で、後の曲のBメロを繋ぐ。」
出ました!曲の構造において同じパートを繋ぐ、これはもう押さえておくべきコツでしょう!!
ちなみに、Secretsを歌うVassyさんはDavid Guetta&ShowtekのBadでも活躍しています。
キレキレのムチムチですね。これぞわがままボディ。笑
#8[Black w/Secrets]→#9[Florian Picasso – ID w/Heroes (We Could Be) (Acappella) w/MusicBox vs. Who's Ready To Jump (Hardwell Mashup)]
#8Blackのサビのラスト16拍くらいから、#9Florian PicassoのIDを入れていきます。
16拍のショートミックスであるもののとても滑らかな繋がりとなっているのですが、
ここでのポイントは「低音のキック音がとても似ている」ということ!似ているからこそ、
Blackのノリを殺さずに、IDに切り替わった後もノリノリでいられるのだなと思いました!
ここでは、「Florian Picasso」さんを取り上げてみたいと思います!
プロフィールではカンヌ/ジュネーブとなっていますが、アジア系の血も入っていそうな顔立ちですね。
ロゴもアート。アーティスティックです。
これまでの曲を聞いてみたところ…めちゃくちゃかっこいい!!
ということで、ハマる人も多いだろうと感じたので紹介動画を乗っけておきます。Aokiも途中出てきます。
#9[Florian Picasso – ID w/Heroes (We Could Be) (Acappella) w/MusicBox vs. Who's Ready To Jump (Hardwell Mashup)]→#10[Legacy]
#9Music Box vs Who's Ready To Jumpのサビの終わりから、#10Legacyのイントロを中高音からさりげなく、16拍でのショートミックスです。
Legacyは、僕の大好きな曲の一つです!
Krewellaの力強くも美しい歌声からの、低音がズンズン響くサビがしびれますね!
PVは頭髪がなくカツラで過ごしている母のために、母の職場の同僚をみんな丸刈りにする!という過激な内容です。
良い話だな~。笑
#10[Legacy]→#11[Nicky Romero & StadiumX – ID w/Runaway (U & I) (Acappella)]
#10Legacyのアウトロから、#11IDを中高音から加えていく、64拍のロングミックスとなっています。
そして、Runawayとの絶妙なマッシュアップ!どこか哀愁の漂うようなメロディがマッチしていて素敵ですね。
サビのところは超かっこいいです!
Runawayを生み出したGalantisは…こちらのbananaさんの記事を押さえておけばおっけー!ですね。
(なんやこのネコ…!!と思ってましたが、クラゲだったとは!)
#11[Nicky Romero & StadiumX – ID w/Runaway (U & I) (Acappella)]→#12[Collage vs. I Could Be The One vs. Harder Better Faster Stronger (Nicky Romero Mashup) w/Right On Time (Acappella)]
#11IDのアウトロの終わり共に、#12CollageとI Could Be The Oneのイントロマッシュアップをカットインしています。
そして、Collageのサビ!かっこよすぎますよね~。低音のドゥルルルってなるところとかツボです。
このイケイケのCollageを作ったのは、John Christianです。
Romeroは先ほどもJC、John ChristianのNext Levelも使用していましたね。
ちなみに、ぼくは6月19日のDimitri Vangelis & Wymanの日のVisionに行ったのですが、Next Levelが流れた時はすごい盛り上がってました!あっぱれ。
そして、BメロではHarder Better Faster Strongerとのマッシュアップ!この曲はどの時期もよく使われていますよね。さらに、Right On Timeを加えて、サビまでのカウントダウンであおる!煽る!
本当にRomeroは煽るのがうまいですよね。改めて思いました。
#12[Collage vs. I Could Be The One vs. Harder Better Faster Stronger (Nicky Romero Mashup) w/Right On Time (Acappella)]→#13[Lift Clarity (Nicky Romero Mashup)]
#12Collageのサビ後半で、#13Liftのイントロを高音ベースからミックスしています。
#12は低音が強めの曲なので、#13の高音メロディといい感じですね。
そして、LiftのBメロ開始と同時に、Clarityをマッシュアップ!
LiftのBメロは、低音がドラム音くらいで主張が弱く、高音よりのメロディがメインなのでFoxesの歌声が冴えわたっています!
Liftのサビの直前でボーカルを抜いて、サビの後半部分で再びClarityのサビを投入してきれいにまとめてくる、ここもさすがですね。このようなマッシュアップの方法もあるのか!!と言った感じです。
Clarityは説明不要のZeddの名曲ですので、Liftについて少し。
そうです!先にも少し触れましたがDenizおじさまの名曲ですね。
このLift、そしてSonic!なんといってもミックス、マッシュアップのしやすさが魅力的なんですよね!
ぼくもLiftとTear It Downをマッシュアップしたりしてます。なかなかイケてるんじゃないのかと思ってます。笑
#13[Lift Clarity (Nicky Romero Mashup)]→#14[Ready!]
#13Liftのアウトロ(Cメロ)開始と同時に、#14Ready!のイントロからミックスしていき、32拍で切り替えています。
ここでのミックスのポイントは、「#13と#14のキック低音がシンクロしていること!!」、
それでいて「あ、これReady!キタとわかる音の合わせ方!」ではないでしょうか。気持ちが高ぶりますね。笑
このReady!は元プロカーレーサーのMAKJとパンダでおなじみDeorroの曲ですね。
Deorroはどうやら引退した模様…(雑
MAKJについてはこちらの記事が秀逸です。ちなみに、MAKJぱねぇ…というのがぼくの感想です。笑
そして!「Ready!」のうれしいフリーダウンロード!!
#14[Ready!]→#15[Like Home]
#14Ready!のCメロ開始と同時に、#15Like Homeのイントロをミックスし、32拍で切り替えていきます。
#14は低音が強め、#15は高音が強めの曲なので、ナチュラルな仕上がりになっていますね。#!4の音の消し方も粋ですね。
Like HomeはRomeroと”オーストラリアが生んだシンガーソングライター兼DJのNervo”の共作ですね。美メロですね~。
Nervoは美人姉妹だと評されているようですね。はて。笑
PVは刈り上げNervoのお風呂シーンや、Romeroの格闘シーンなどバラエティに富んでいます。笑
ただ、「サビではライブの盛り上がっている映像を流す」というのは辟易しちゃいますね…。
#15[Like Home]→#16[Lighthouse]
#15Like Homeのサビの後半部分で8拍の短さで音を絞り、#16Lighthouseのイントロからカットインのような形で繋いでいます。
Lighthouseは、しみじみしますね。あぁ、終わってしまうのかと。
こちらはリリックビデオもありますね。センスすごい。
どういう歌詞なのかというと、灯台「困難あっても、ワイがいるで」です。笑
それはさておき、しみじみメロディ。こういうメロディは結びに持っていこいですね!
ということで、Nicky Romero@The Flying Ducth Festival 2015のセットを細かく見てみました。
感想を一言述べると、「意外と技巧派」、です。(何様 笑
特に、『どのパートでミックス、マッシュアップするのか』について、なるほどな!と思うことしばしばありました。
また、それは後日にアップロードしていきたいと思います!
そして、最後に
「Protocol Radio#150」をどうぞ!(収録のリアルを見れます)