「 Lift - Deniz Koyu & Don Palm 」 のマッシュアップを紐解いてみた。
これまで、AlessoとNicky Romeroのセットを分析しつつ、自分でミックスしつつ思ったことがありました。
セット全体を大まかに見るよりも、
「一つ一つのミックス、マッシュアップを細かく見る」方が学びが多いということを…!
こう言ってみると、「そりゃそうだな。」ですよね。
ということで、
第一弾では、”Deniz Koyu & Don Palm - Lift”をピックアップしてみたいと思います。
いまさら説明不要の名曲ですよね、聞いたことがあるのではないでしょうか。
今回、この曲をどういう観点から見るかというと、”マッシュアップ”です。
マッシュアップ?はて?という方に説明すると、
「2つ以上の曲をリミックスして一つに合成する」ことです。byコトバンク
例を挙げると、DisclosureのLatchとかです。(使われすぎぃ!)
さて、本題に入り、Liftのマッシュアップ5選を紹介したいと思います。
1.Lift Clarity - Deniz Koyu & Don Palm vs. Zedd feat. Foxes
いわずもがな。Romeroがよく使っていました。
2.Lift Sunrise - Deniz Koyu & Don Palm vs. Aston Shuffle & Tommy Trash
3.Help Me Lift My Mind - Deniz Koyu & Don Palm vs. Dsiclosure & London Grammar vs. DallasK
4.Lift La Vida - Denizu Koyu & Don Palm vs. Colplay
5.Lifting Latch - Deniz Koyu & Don Palm vs. Sam Smith
「で、出た~Latch奴~」です。ここでも使われているとはさすがですね!
さてさて、これら五つのマッシュアップはなぜ成立するのでしょうか?
①Liftから
②他方の曲から
この2つの観点から解き明かしてみたいと思います。
まず、①Liftから
Liftの曲の構造は、
【イントロ→Aメロ→Bメロ→サビ→間奏→Aメロ→Bメロ→サビ→アウトロ】となっています。
テンポにも注意しながら、詳しく見てみると以下の通りです。
(「めんどくせぇ!!」なら、読み飛ばしてもおk!!)
・イントロ:落ち着いた中高音中心のメロディが96拍で次第に盛り上がっていきます。
・Aメロ(1):盛り上がりがいったん落ち着き、32拍でBメロに備えます。
・Bメロ(2):またも中高音メロディで96拍。キックがあるも、消してもあまり影響がないのが特徴です。
ここはマッシュアップポイント!
・サビ(1):哀愁漂いながらも盛り上がるサビ。
・間奏:二番へ向けて32拍でいったん落ち着く。
・Aメロ(2):哀愁漂う中高音メロディで64拍。
ここからサビまでが一番のマッシュアップポイント!
・Bメロ(2):キックも入り、64拍で次第にサビに向かい盛り上がっていく。
・サビ(2):哀愁漂いながらも盛り上がるサビ。(コピペ)
・アウトロ:128拍で曲を終わりへ。単調な低音キックと、「アッ」っていう中高音のメロディで構成されている。とてもミックスしやすい。
②他方の曲から
いずれの曲もボーカルだけ抜いたアカペラバージョンが用いられています。
「一つの曲にするのに、二つのメロディやリズムは不要!!」ということでしょう。あたりまえか。
でも、アカペラの入手ってなかなかできないですよね、実際。(泣
すなわち、(結論)
以上二点を踏まえると、Liftの考察からは、
・ベースとなる曲は、低音が目立たず中高音メロディがメインの曲が良い。
・重ねていく曲はアカペラ、もしくはメロディが目立たない曲が良い。
この2点に集約できるのではないでしょうか。
ということで、実際にミックスしてみた…!!
ズバリ、「Lift vs Tear It Down」です!
終盤にミックスしているので、ぜひ聞いてみてください。いけてると思ってます。自分で。笑
「この曲と取り上げてくれ!!」とかあればどしどしご意見くださいな。
(これから頻繁に更新していきます。あーめん。)