超人気DJの頭の中を紐解いてみた。

「ミックスのコツって…??」、「もっとEDMを楽しみたい!!」…超人気DJの分析を通して示唆を得るのだ!!

「Alesso(アレッソ)-UMF Miami2015」を紐解いてみた。

第一弾ということで、みんな大好きAlessoのUMF Miami2015のセットを取り上げてみました!
 
参考サイトは、1001 TrackLists.comです。(リンクは以下)
 
分析については、1001や以下のSoundcloudから聞きながら読んで頂ければ面白いかなと思います!(Soundcloudのリンクは以下)
 
 
では、セットリストを細かく見ていきます! 
 
#1[Profondo w/Payday]→#2[Tear The Roof Up]
Pay Dayの曲の終わりを示す鐘の音が鳴ると同時に、Tear The Roof UpのAメロをカットインのような形で繋げています。
 
#1Paydayからの#2Tear The Roof Up、まさにロケットスタート。Alessoの良さの一つでもありますよね!初っ端からテンションあげていきます!
 
 
 
#2[Tear The Roof Up]→#3[Flash w/Habits(Acapella)]
#2のアウトロ段階で低音を小さくするとともに、#3のうねるような中高音をメインに加えていく。
そして、32拍の時点で「Tear the roof up」というボーカルを拾った後に、#3の低音を加えていき完全に切り替えていく。
 
#3Flash w/Habits(Acapella)ではきれいな高音メロディに加えて、低音でリズムを加えてテンションあがってきますね。
 
 
 
#3[Flash w/Habits(Acapella)]→#4[Concorde w/City Of Dreams(Acapella)]
先のミックスとは異なり、
#3の低音が特徴的なメロディを活かすように、アウトロでは中高音は弱めて、低音を残したまま押し出していく。
それに対して、#4の中高音をメインとしたイントロを加えていき、    
32拍で完全に切り替わる前に、#3の音を抜くことできれいなつながりに仕上げています。
 
#4のConcordeという曲はPVでも、
「Ultra Music FestivalとCoachellaで最もプレイされた曲だぜ!」とアピールされているのですが、僕もめちゃくちゃ気に入っております。
ちなみにこの曲をリリースしたのはShapov軍団の”M.E.G & N.E.R.A.K”というロシア出身の方々です。マフィアみたいでかっこいい…!です。笑
 
 
 
#4[Concorde w/City Of Dreams(Acapella)]→#5[On Your Mark vs. Up To No Good(YKNOW Edit)]
#4のアウトロになると、#5のイントロを低音をメインにさりげなく加えていってます。
またまた「上手いな!」と思ってしまうのが、32拍の直前に#4の低音を抜いていること!
32拍からは#4の中高音をかすかに残しつつ、#5の音量をを上げていき切り替えています。
 
#4Concordeが変ってしまうのが名残惜しいですが、
#5On Your Markは、今では知る人ぞ知るWiwekによるジャングルテラーの代表曲なのではないかと思います。
その名曲にUp To No Goodのマッシュアップです。中高音で煽る形で音に厚みが出て盛り上がりますね!
 
 
 
#5[On Your Mark vs. Up To No Good(YKNOW Edit)]→#6[Sweet Escape]
#5から#6は24拍くらいのショートミックスです。
#5のアウトロの終わりのタイミングに合わせて、#6Sweet Escapeのイントロを中高音をメインにして加えています。
またまた、切り替わる前に#5の音をささっと消すことで、これまでの曲とは違った雰囲気を醸し出すも、きれいに繋がりになっています。
 
#6Sweet Escapeは心を洗い流してくれそうですね。以上。(好みでない)
 
 
 
#6[Sweet Escape]→#7[Can't Hold Us Down]
#6の曲の終わりで、#7Cant Hold Us Downのイントロをカットイン!!
#6Sweet Escapeで一旦落ち着いてからの、#7Cant Hold Us Down!!!盛り上がります。
 
#7Cant Hold Us Downも僕の好みの曲です。とにかくサビがカッコいい!
ちなみにPVではムキムキの黒人の方がいきなりダンスします。(ネタバレ
ネタバレしましたが、あのダンスは必見ですね!
 
 
 
#7[Can't Hold Us Down]→#8[Rise Of The Phoenix vs.Years(Alesso Mashup)]
#7の曲の終わりは何か幕を閉じるような印象を受けるのですが、その印象通りと言った感じでいったん仕切り直します。そして、#8Rise Of The Phoenix vs.Yearsをイントロからかけていきます。
 
#8Rise Of The Phoenix vs.Yearsでは、Alessoを語るには欠かせない昔からの代表曲Yearsの登場です。
ちなみに歌っているのはMatthew Koma!キレイな高音ボイスの持ち主なんですが、実は男性。
はじめ知った時は驚き。というのはさておきEDM界では重要なボーカリストですね。
 
 
 
#8[Rise Of The Phoenix vs.Years(Alesso Mashup)]→#9[Cool]
#8の曲が終わると共に#9Coolをイントロから、という先と同じパターンですね。
 
#9Coolは誰もが好きになるような曲なのではないかと思います。
PVでは、イケてないAlessoからのイケイケAlessoへと変貌します。先生セクシー。
 
 
 
[#9 Cool]→[#10 On My Way]
#9のアウトロの中高音メロディを活かしつつ、#10のイントロを低音をメインに加えていきます。
そして32拍で完全に切り替えています。
ここでポイントだなと思うのが、#10On My WayのAメロの32拍前に切り替えていること!
曲の要所の少し前に切り替えておくことで、きれいでなめらかな音楽になるのだなと思いますね。
 
#10On My Wayは歌詞が良いですよね、強くなれる気がします。笑
ちなみにPVでは#7Can't Hold Us Downのひとつ前のシーンの動画となっています。
Axwellがかっこいい。Ingrossoは…若いときはかっこよかったですね。(黙
 
 
 
[#10 On My Way]→[#11 City Of Dreams vs. calling(Alesso Mashup)]
#10はアウトロへ入ると中高音のメロディを活かしつつ、#11City Of Dreams vs. calling(Alesso Mashup)のイントロを低音は割としっかりと加えていき、32拍で切り替えます。
ここでも先にポイントとして取り上げたようにAメロの32拍前に切り替えています。
切り替えのタイミングが重要であることはもちろん、音の絞り方もナチュラルだからこそ、きれいな仕上がりになるのだなと思いました。
 
#11City Of Dreams vs. calling(Alesso Mashup)は天才的ですよね!
まさに神の所業。とにかく素晴らしい曲です。
 
 
 
[#11 City Of Dreams vs. calling(Alesso Mashup)]→[#12 If It Wasn't For You]
#11の曲の終わりと共に、#12 If It Wasn't For Youへ。
 
#12 If It Wasn't For You もまたまた、落ち着いたキレイなメロディと歌声が特徴的なかなと思うのですが、力強く先へ、終わりへ向かって行くような印象を受けます。強くなれそう(二度目 
 
 
 
[#12 If It Wasn't For You]→[#13 Turn It Around vs. If I Lose Myself vs. Reload(Alesso Mashup)]
#12の曲の終わりと共に、#13Turn It Around vs. If I Lose Myself vs. Reload(Alesso Mashup)へ。
なんなんすかこの最高の繋ぎは!!という感じですね。
 
#13Turn It Around vs. If I Lose Myself vs. Reload(Alesso Mashup)は言わずもがなの名曲ですね。
素晴らしすぎて逆に多くを語れない、逆に。とにかく聞くべし!ですね。
 
 
 
[#13 Turn It Around vs. If I Lose Myself vs. Reload(Alesso Mashup)]→[#14 Under Control]
#13のアウトロへ入るも中高音のメロディを残しつつ、#14Under Controlのイントロを中高音から加えていきます。16拍経ってから低音も加えていき、32拍で完全に切り替えと言った形です。切り替えた後はAメロへ。
 
#14Under ControlはCalvin Harrisとの共作した曲です。
歌いやすい曲なので、僕も旅行した時に歌ってました。というトリビア(2へぇ~
 
 
 
[#14 Under Control]→[#15 Heroes(We Could Be)]
#14の曲が終わると共に、#15Heroes(We Could Be)をイントロから!
 
#15Heros(We Could Be)はまさに終わりにふさわしいなといった感じでメロディがとてもきれいです。
 
 
 
ということで、AlessoのUMF2015のセットを細かく分析してみました。
ひたすら分析を記すだけでは味気ないかなと思い、それぞれの曲に一言ずつコメントを加えていきましたが、難しいですね…。
 
この分析を通して得たものは、正直かなりありまして後日、「考察」ということで別記事にまとめたいと思います。